アシアナ航空 遂に売却へ

アシアナ航空の身売り情報が日経新聞に掲載されました 

韓国中堅財閥、アシアナ航空売却へ 同国航空2位 資金繰り悪化で

アシアナといえば、スタアラグループなのでANAマイルで特典航空券を発券できます LAXから日本に行く際に、ANA便が全滅の場合にビジネスクラスで空席の可能性があるのがアシアナ航空でした 

昨年秋にアシアナ航空利用で日本へ帰省した時の記事はこちら

アシアナ航空 搭乗記 福岡→仁川
アシアナ航空 搭乗記 仁川-LAX ビジネスクラス 


スタアラ便ではビジネスやファーストクラスを解放していないこともあるのですが(ルフトハンザはエコノミーしか出てきません)アシアナはビジネスクラスも空席がわりと見つかりやすかったのです 昨年、機内食業者の変更で大混乱を引き起こしていたのは記憶に新しいですが、ここまで経営が悪化していたとは!

WOW Air のように突然の廃業ではないので、スタアラグループにも残る可能性は大と思われますが、マイレージポイントを巡る不適切会計の発覚というのが非常に気になります 特典航空券必要マイルが大幅に増えたり、便数の減少もあり得そうですね

今後の動向に注目が必要です


マイルの有効期限

大韓航空の方も先日は、会長がLAで亡くなったりと安泰とはいかないようですね 大韓航空とアシアナ航空で経営までも影響を及ぼしているのがマイレージ期限問題です その昔はどちらも期限がなかったのでした 2008年にどちらも期限を10年に設定しましたので、今年が正に10年目 ここにマイレージポイントを巡る不適切会計のヒントが隠されているようです 期限切れしちゃえば、負債が減ることになりますよね もうちょっとだったのになのか、もう限界だったのか おそらく後者だったのでしょう




韓国経由は結構楽しい

特典航空券を利用しての日本帰省の醍醐味は、ストップオーバーを利用して観光をしたりできることです マイルの追加なしに日本の国内線を付けて発券もできますし、海外を経由して日本に行くこともできます 韓国経由の場合、トランジットでも仁川空港には無料の観光コースが用意されており、トランジット時間に合わせてお好きなコースを予め予約しておくと、帰省のついでに韓国観光も楽しめます


我家も2015年に大韓航空を利用して帰省した際にトランジットツアーを利用しました ソウルショッピング・ツアーで久しぶりに明洞に行きました 無料で提供しているのが凄いです


アシアナの動向次第では、ソウル経由日本帰省も機会がなくなりそうです 大韓航空はスカイチームなのと、Chase からマイルが移行できなくなり、特典航空券に必要なポイントもかなり増えてしまいました ANAの特典航空券の方が必要マイルがずっと少ないですし、あえて韓国のエアラインに乗るということはよほどのことがない限り、今後はないかもしれません



2 件のコメント :

  1. この件日経が随分前に報道してましたが同じころスイスの日刊紙でも記事になってました。韓国は
    人口も少ない国で航空需要もそう大きく伸長しにくい国です.そこへ低運賃航空会社の乱立で運賃競争も激化の犠牲となった面もあるでしょう。自由競争と言えば聞こえはいいですが航空会社にとっては乱立状況になると存続が難しくなってきます。欧州でも似たような状況が起こってきたようでLufthansaの主催するMiles&Moreでも特典付与の条件が厳しくなり2021年から実施されると同時に傘下のオーストリア航空に800人の人員削減を求めると言った状況になってます。これからは路線毎の採算を厳しく見直していくのではと思います。
    2019/11/13 Shinji Fujiki

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    1. Fujiki さま:

      航空業界は益々競争が激化しており、大手の傘下にでもならなければ生き残れないようになっているようです 顧客を繋ぎ止めるためのリワードが経営を圧迫しているのも、競争の激化を物語ってます

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