Whole Foods で使ってはいけないクレジットカード

Whole Foods が Amazon傘下になってから、Amazon Prime Rewards Visa Card で支払いをするという方が増えています 結構自慢げに 5%キャッシュバックになるの!と言われるのですが、それ本当にお得ですか? 

5%キャッシュバックはお得なのか?

Amazon Prime Rewards Visa は年会費なしで作ることができますが、Prime Membership がかかっていますので、119ドル+Tax の Prime Membership Fee を忘れてはいけません

みなさまが目をキラキラさせて5%キャッシュバック と言われますが、それってそんなに魅力的ですか? 陸マイラーの私には全く無意味です 陸マイラーにとってのキャッシュバックは、ポイントもマイルも貰えない場合の最後に頂くものです ポイントやマイルが最重要なので、キャッシュバックの優先順位は高くありません 

キャッシュバックは、それ以上でもなくそれ以下でもなく価値が増えないものなのです クレジットカード・ポイントは マイルやホテルポイントに移行することにより、ポイント単価は跳ね上がります Chase ポイントならば、親カードを持つことによりポイントの価値を 1.25倍か1.5倍にすることもできます 

どうですか、5%だけのキャッシュバックより、更に価値が増える方がよくありませんか?


Whole Foods で 正しいお買物方法

キャッシュバックがお好きな方なら、Amazon Prime Rewards Visa で 5%キャッシュバックをお楽しみください ここではもっと利益を追求したい陸マイラー的、お買物方法を解説します

Chase 派の方のお買物方法

Chase ポイントを貯めて、Chase Travel で航空券を発券する方の為のお買物方法はこれ

  • 年会費なしの Freedom のグロッサリーカテゴリー5倍ポイントを利用する(今年は4~6月で1500ドルまでのリミット) 
3か月で1500ドルに達しない部分は Whole Foods ギフトカードを 買っておきます Chase Pay や Apple Pay に対応していれば、5倍カテゴリー月で利用する Freedom の5倍カテゴリーをMax 使った後は、年会費なしの Freedom Unlimited で1.5倍を利用する

Freedom で1.5倍が弱いといえば弱いですが、Whole Foods で果たして年間どのくらい利用するのかよく考えてみてください 他のグロッサリーはいれず、Whole Foods でしか買いませんという方を除いてWhole Foods だけではそんなに金額はいかないのではないでしょうか 

後は、親カードのアカウントにポイントを移行します

  • 年会費95ドルのSapphire PreferredInk Business Preferred なら 1.25倍の価値になります 1万ポイントは Chase Travel で125ドル分 利用できます
  • 年会費450ドルの Sapphire Reserve なら 、1万ポイントは 150ドルに化けて Chase Travelで利用することができます 450ドルの年会費のうち、300ドルはTravel カテゴリーの利用でクレジットされますので 実質の年会費は150ドルと思っていいでしょう


Business Card があればポイント率急上昇

Business Card を持っている Chase派なら、もっとも有利です

年会費なしの Ink Business Cash で、年間25000ドルまでオフィスサプライストアで5倍ポイントになります Amazon ギフトカードは確実に販売されています  Whole Foods も置いてあれば購入しましょう なければ、Amazon ギフトカードを買い、Amazon でWhole Foods ギフトカードを購入するといいでしょう

これなら、年間25000ドルまで5倍ポイントは確実に貯まります 後は、親カードに移行して更にポイントの価値をあげるだけです




Amex 派のお買物方法

私は Amex派のANA派なのでこの方法です

Whole Foods に限らずグロッサリーストアで年間6000ドルまでの利用は 年会費95ドルの Amex Evereday Preferred を使います  主婦におすすめのクレジットカードです ただし、ひと月に30トランザクションを達成しなければ、グロッサリーカテゴリーは3倍です 30トランザクションを達成するのは難しくはないのですが、ここが鍵になります 

30トランザクションを達成するのが無理な方や、年間6000ドルでは全然足りないという方は 新しくなったAmex Gold 個人カードがいいでしょう 年間25000ドルまでグロッサリーカテゴリーは4倍ポイントです 正し年会費250ドルします


この方法では貯めたAmex ポイントをANAマイルに移行して利用するのが最もポイント単価が高くなります

例:ANA 北米-日本往復特典航空券 レギュラーシーズン比較

  • エコノミー 5万マイル 1000ドルの場合(ポイント単価 1ポイント:0.02ドル)
  • ビジネス 8.5万マイル 5000ドルの場合(ポイント単価 1ポイント:0.059ドル)
  • ファースト 15万マイル 1.8万ドルの場合(ポイント単価 1ポイント:0.12ドル)

上記は標準的な航空券の値段で計算しましたが、シーズンにより価格は変動しますので、ざっくりした数字となります それでもAmexポイントは ANAファーストクラスに利用するのがいちばん単価が高くなるのはご理解いただけますね

普通はエコノミーですから、1ポイントが0.02ドルというのは 1万ポイントが200ドルということになります これはあくまで航空券が1000ドルだった場合の数字で、実際にはANA特典航空券の発券にはオイルサーチャージも必要ですので、Chase ポイントより、Amex が価値があるとはいいきれないところです

ビジネス、ファーストを発券すると、間違いなくポイントの価値は最高になります





お買物金額で比較

マイル単価を出すと途端に付いて来れなくなる方が続出しますので、わかりやすくお買物金額で比較してみましょう

Whole Foods での購入金額が 年間6000ドルの場合

  • Chase 個人(Freedom 1500ドル+Freedom Unlimited 4500ドル):14250Chaseポイント178.12ドル or 213.75ドル
  • Chase Business (Ink Cash 6000ドル ギフトカード作戦) 3万Chase ポイント375ドル or 450ドル
  • Amex Evereday Preferred 6000ドル(30トランザクション達成時):2.7万Amexポイント→2.7万ANAマイル
  • Amex Gold 個人 6000ドル :2.4万Amex ポイント→2.4万ANAマイル

  • Amazon Prime Rewards Card 6000ドル:300ドル

こうして比較すると、Chase 個人では Amazon Prime Rewards Card に負けています ほんとに負けでしょうか? これはWhole Foods だけの比較ですよ 他のグロッサリーストアでは、Amazon Prime Rewards Card を出しても5%キャッシュバックにはなりませんが、ここに挙げたカードなら他のグロッサリー利用時にも高レートでポイントがたまります

Chase 個人カードの方は、Whole Foods で Amazon Prime Rewards Card を出して、他では Chase カードを使うということもできますが、日本行航空券購入に利用法を絞るのであれば、Chase ポイントを集中して貯めて Chase Travelで利用した方がいいと思います

陸マイラーなら欲しいポイント、マイルを集中して貯めるべきです 様々なポイント、様々なアカウントにキャッシュバックを貯めてもお得感は薄くないですか? 使いたいアカウントに集中して貯めてこそ達成感も味わえますし、頑張った感といいますかどのくらい得をしたのかが一目瞭然でわかります

Hyatt 無料宿泊でポイント単価が上がる

Chase 個人カード利用で Chase Travel 利用時の金額は 物足りない数字です そこでChase ポイントを Hyatt ポイントに移行します 利用する時期により、ホテル宿泊費は変動しますが、Hyatt 無料宿泊に必要ポイントは 固定なので ハイシーズンで利用するとこれがものすごい金額になります Hyatt 最上級カテゴリーでも わずか3万Hyatt ポイントで泊まることができますので、これは 3万Chase ポイントを移行すればいいだけです

3万Chaseポイントで航空券を購入するよりは、Park Hyatt などのハイシーズンで利用する方が金額的にはかなり大きいものになるはずです キャッシュバック・カードではこのような利用法はできません

Amazon クレジットカードがなくても

Whole Foods では Amazon Prime メンバーなら アプリのQRコードを見せるだけでディスカウントが受けられます



QRコードでセービング


Amazon Prime Rewards Card を作ってはいけない理由

最後になりましたが、5%キャッシュバックは魅力かもしれませんが陸マイラーならこのカードを作りません このカードの過去最高の入会ボーナスは70ドルのAmazon ギフトカードでした それだけの為にクレジットカードの枠を一つ失いたくはありません

Chase 系ではありますが今のところ、Chase ルール(2年で5枚まで)にカウントされないカードと言われています それでもクレジット歴にはこのカードを作った記録が残ります キャッシュバックが好きな方以外、陸マイラーならもっと他の入会ボーナスがたくさん貰えるカードを作るべきでしょう

陸マイラーの私からのアドバイスは、このカードを使っていても リッツカールトンに宿泊出来たり、ファーストクラスに乗れるようなことはありません 夢を叶えるならもっと可能性があるカードにしましょう



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