失敗しない日本帰国時の免税方法

海外在住の日本人なら、日本帰国時に免税制度を利用しますよね 私もいつも有難く利用させて頂いています 8%の消費税が全額、または一部返金して頂けるなんて有難くてしかたありません 今年の7月から制度がより使いやすくなりました そんなお得な免税制度が利用できなくなるケースがあります ここは重要なので覚えておいてください

入国スタンプなしでも免税してもらえるお店の情報を追記しました

最終更新 08/06/2018

日本帰国時の免税制度

海外在住者の特権です これは是非、利用しましょう  

入国スタンプは必須

これが最も重要です 今回、我家の愚息がやらかしてくれました お蔭でみなさまに注意を促すことができます 失敗は成功の元ですね みなさまは失敗しないようにして下さい

日本入国時に自動入国審査が導入されています 現在、成田、羽田、中部、関西の空港で利用できます ここで便利だからといって自動入国審査でスルスルと入国してはいけませんよ!



自動化ゲート利用時における注意点
参照元:国税庁


免税店の利用をお考えの方自動化ゲートを通過する際に証印が必要な旨を入国管理局の職員に申し出る必要があります


このトラップに見事、愚息が引っ掛かりました ここ絶対覚えておいてください


免税してもらえなかった

愚息なのでトラップにまんまと引っ掛かり、意気揚々と免税にしてもらうべくパスポートを出したところ、入国スタンプが確認できないので免税できません との説明に涙目でした え、マジ… そんな感じで焦った模様

そこで、有難い母の言葉を思い出し 学生証(アメリカの大学)を出したところ、学生割引10%は受けられたということです お買物したお店はいつものスーツ・カンパニーです 日本でインターシップ中なので、シャツを買ったとのことでした 免税にはできませんでしたが、10%学割が受けられただけでもよかったです そしてママにブログネタを提供してくれました


就活スーツは日本で調達


入国スタンプなしでも免税されるお店情報

日本帰省中の読者の方からの情報です

免税可
  • スポーツオーソリティ(日本にはまだあるそうです)
  • ムラサキスポーツ

免税不可
  • ユニクロ
  • スーツカンパニー

7/1からの新制度


外国人旅行者向け消費税免税制度
参照元:観光庁

改正前は、一般物品と消耗品は別扱いでした 消耗品とは主に食べ物系お土産が該当します 消耗品を免税手続きをすると、全て免税の文字がプリントされたクリアな袋に詰め直されてシールされます 出国するまで開封厳禁となります 日本で消費しないことを条件に免税するという制度だからです

改正前はそれぞれ5000円を超えなければ免税になりませんでしたが、7/1からの新制度では一般物品+消耗品の合計5000円から免税となります 新たに加わったルールでは、一般物品でも特殊包装され、30日以内に国外持ち出しの必要があります これをどうやって見分けるのかわかりません 免税カウンターでは帰りの便のチケットを確認することはおそらく不可ではないでしょうか 今はE-チケットなので見せるものはありませんし、またまたゆるゆるなルールのような気がします

ただし、2020年4月1日より免税制度の手続きが電子化されます そうなると、出国情報はわかってしまうのであまりに悪質な場合は摘発されてしまうでしょうが、外国まで追跡して追徴するとも思えませんし、制度的にはヨーロッパのように出国する際に申請する方が不正は防げるのではと思われます

パスポートに何枚も書類をステープルで取り付けられる現行方式がすこぶる評判が悪いのでこれは早めに対処した方がいいはずですが、2020年って東京オリンピック直前です

日本出国の際にすること

現行では、免税制度を利用してお買物をすると書類をパスポートにステープルで付けられます 日本出国の際、保安検査後、出国審査前に税関職員の方がいらっしゃいますので、パスポートに取り付けられた書類を外して提出しなければいけません ここで品物を確認することはしません 預入荷物に入れておいても問題ありません 

購入の際に、開封不可の包装をされるのでそのままの状態で税関職員に見せる必要があると思い込んでおられる方がたまにいらっしゃるようですが、全くそんなことはありません 税関職員の方も1~2名なので人員が足りず、そんな手間のかかることはしません 2020年4月1日に免税制度の手続きが電子化されるまでは、ゆるゆるのままと思われます これがどういうことか利用された方はおわかりですね



免税資格

免税が受けられる該当者は以下のとおり

参照元:観光庁

私は永住権なので、パスポートの入国スタンプ確認の際に永住権の提示も求められます 二重国籍の息子はアメリカのパスポートも見せます(今回はできませんでしたが)



免税率

Tax Free のサインがある市内のお店なら8%全額が免税されますが、8%全額が免税されない場合があります 大手のデパートなどの免税カウンターで手続きをする際には、手数料を徴収される場合が多いです この違いはいったん税金を払い後で返金するところは、手数料を徴収して返金しているということみたいです 最初から免税にするところは、8%の消費税が全額免税になります

尚、ユニクロなどの全国展開をしているお店では店舗により、免税店と免税にならないお店がありますのでご注意下さい 私は事前に調べてから免税になるお店で購入します 

空港免税店でDuty Free となっているところは、関税も免税になっています 外国製品で関税がかかる品物は、消費税に加え関税分も安く購入できるということです


まとめ


海外在住の有難い特権の免税制度です 利用できなくてガッカリということがないように、日本入国の際には 入国スタンプ をおわすれなく




2 件のコメント :

  1. こんにちは。いつも大変参考にさせていただいております。当方NJ在住、永住権所持です。
    以前クレジットカードについてアドバイス頂きました。その節はありがとうございました。
    さて、現在日本に一時帰国中ですが、免税についてやらかしてしまいました。。。自動入国審査になっていて、これは便利便利とスタンプのことなど知らずに入国。。。
    そこで、私が訪れたお店での、免税にスタンプが必要だったか口頭の申告で大丈夫だったかの情報です。
    ①ユニクロ:ここでスタンプの事実に気付かされ落胆しました。ユニクロはマニュアルでスタンプの確認が必要ということの通達がされており、自動入国後にスタンプを押してもらわないといけないと、地方都市のユニクロ店員の方にも周知されていました。よって免税なし。。
    ②スポーツオーソリティ:アメリカの店舗は閉店しましたが、日本では健在。口頭で大丈夫でした。「いつぐらいに入国しましたか?」「7月21日です。」「わかりましたー。」
    ③ムラサキスポーツ:口頭で大丈夫でした。スポーツオーソリティの書類がつけられていたので、じゃあ大丈夫ですと。
    しかし、どの店舗も徐々にスタンプには厳しくなっていくかもしれませんね。
    今度はスタンプ忘れずにですね。

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    1. 匿名 さん:

      貴重な情報ありがとうございます 記事に追記させて頂きます

      ユニクロは残念でしたが、入国スタンプなしでも免税して頂けるお店があるとは有難い情報です これもう少し入国の際にわかりやすく表示しないと、外国人の方も困りますよね? 

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