日本で引退生活 日米生活水準の比較

私が帰国を決めた理由についての記事は大変な反響がありました それだけ以前にも増してご帰国を検討されているかたが増えているということなのではないでしょうか 

日本の物価が圧倒的に安いと言っても、昔の日本しかご存知ない方には信じ難い話かもしれません 未だに大昔の日本のままと思い込まれている方も案外多いのです 毎年のように帰国していれば物価の安さを肌で感じることができますが、滅多に帰国されない方にはわからないのかもしれません 日本の物価がどのくらい安く、いかに所得が低いかを知ればより帰国を検討しやすくなると思います


アマゾン・プライム年会費からみる日米生活水準の違い

わかりやすい例を挙げてみましょう

アマゾン・プライム年会費は北米では 119ドルです 日本では4900円、2007年のサービス開始以来初めてわずか1000円上げてきました これはどういうことだと思われますか?

今や世界一の小売業といってもいいアマゾンが日本では 3900円以上プライム年会費を払うことができないと判断していたからではないでしょうか ここにきて1000円アップならなんとか払えるだろうと値上げを決断したのですよ 北米では2014年3月に79ドルから99ドル、更に2018年5月に99ドルから119ドルになりました この違いはそのまま生活水準の違いと私は受け止めています 世界一の企業のアマゾンが北米在住者はアマゾン・プライムに119ドル払うことができるが、日本では4900円が精一杯だと分析した結果ではないでしょうか

仮に日本で119ドル(約13,000円)に値上げしたとしたら、プライム会員は激減するのは目に見えています 119ドル(約13,000円)vs 4900円 、これが現在の日米の生活水準の差だと思えて仕方がありません 実際に日本に行くとこのくらいの差は十分にあると感じます


平均給与からみる日米格差

国税庁の調査からの引用ですが

資本金2,000万円未満の株式会社においては425万円(男子517万円、女子258万円)となっているのに対し、資本金10億円以上の株式会社においては635万円(男子732万円、女子334万円)となっている。なお、個人企業においては270万円(男子356万円、女子225万円)となっている   引用元:国税庁

これが現在の日本の平均給与とのことです 東京ではもう少し多いと思われますが、地方ではほんとうに賃金が安いのです 一方、北米では地域格差がありすぎて一括りにできません これが同じ国かと思われるほどの違いがあります 私が住んでいるカリフォルニア州ではサンフランシスコ・ベイエリアの給与水準が最も高いと思われます 年収10万ドルでは間違いなく低所得層になります 

大学のファイナンシャルエイドを貰う時にも、年収10万ドルでは十分に資格があります 有名私立大学では年間の学費だけでも7万ドルほどしますので、親の年収が10万ドルくらいでは当然、ファイナンシャルエイドを貰わなくては到底学費を払うことはできません 北米では年収10万ドルでは子どもの大学の学費さえ全額払うことができないのです

アメリカの年金は日本の国民年金に比べると高く、2018年のMax は2,788ドル、70歳まで受給を送らせた場合のMax は3,680ドルなので、日本の平均給与を超す年金を貰う可能性もあるということです アニュイティなどでプラス@があれば、日本でゆとりある引退生活をおくることは十分に可能と思われます

大学の学費からみる日米格差

日本の知り合いに息子の大学の学費の話をすると一様に信じられないといった感じで、もしかすると嘘とは言わないまでも誇張しすぎていると思われていたかもしれません 平均給与の額からすると確かに日本の方には信じられないのかもしれませんね

日本の国立大学の授業料535,800円、入学金 282,000円は平成17年から据え置かれたままです 私にはこちらの方が信じ難かったです   国立大学の4年間の学費より、州立大学の1年目の学費、寮費の合計の方が高かったです


ランチ代日米格差

これは息子から聞いた話ですが、東京のオフィス街でもワンコイン500円あればランチが食べられるとのことです 我家の界隈では 5ドル以下でお店でランチは食べられません チップが必要なところは絶対に無理ですし、ファーストフードでもほとんどないと思われます ご近所の人気ドーナツ店では、ダズン一箱 買うと50ドル超えます 

昔はアメリカは食費は安い国と思っていましたが、食べ物さえ高くなってしまいました






まとめ

日米格差を比べていたらキリがありません 日本はいつの間になにもかもが安い国になってしまいました 地方では空き家が溢れ、ご両親亡き後の家がタダでも売れないというのはよく聞く話です こう物価が高くなってしまったアメリカでは引退後暮らしていくのは難しいですが、日本ならなんとかなりそうだと思ってしまいます




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