日本で引退生活 私が帰国を決めたこれだけの理由

引退後は日本でと決めてから5か年計画で準備をしています 最近、益々日本に本帰国される方が増えているように感じています 引退後に帰国される方だけでなく、お若い方でも北米生活に見切りをつけらる方が多くなりました 北米の生活コストの値上がりは凄まじく、大都市圏では毎年最低賃金が上がりますので連動して物価が上がっています

特に、大都市の不動産価格の上昇は信じられないほどです 家賃にも響いてきますので、本気で日本帰国をお考えになる方が多いというのは当然の成り行きではないでしょうか 北米の大都市で生活するならまずは高いリビングコストを払えるというのが大前提ですので、現役の方でも相当な収入が必要です 引退者が年金で生活するのはどう考えても無理なのです 我家が引退後は日本と決めた理由を挙げてみましょう

家があっても維持費が高い

自宅を持っていても、固定資産税、保険料、メンテナンス費などの負担が大変大きいです 一軒家の維持費はとても高いと感じています 庭にプールがあれば莫大な維持費がかかります 普通の庭であっても水代、庭師代と決して安くはありません


日本の住宅の安さ

一方、日本の住宅費の安さは驚くほどです 地方ならタダ同然の物件も多くあります シニアならばマンションの方が住みやすく、北米に比べると維持費はあまりにも安いと言わざるをえません 


家の売却益が見込める

何十年も前に家を購入されていれば、桁二つくらい増えている物件もあります 値上がり分は税金対象になりますが、それでもかなりの引退資金を得ることができます 引退まで引退資金が十分に準備できなかったとしても、家の売却益をある程度見込める方なら安心して帰国できるのではないでしょうか

我家でも家の売却か、維持かは悩みましたが 売却して日本の住宅を購入することに決めました 維持してレント収入を得るという方法もありましたが、それでは日本の住宅が購入できず、ここは売却して帰国という結論に達しました

圧倒的な生活費の安さ

日本に毎年帰省している方ならおわかりかと思いますが、日本の生活費の安さは圧倒的です アメリカ人が日本に旅行に行って驚くのはなんでも安いということです 食事も安いのにレベルは高く、サービスもよく、リピーターが多いのもうなずけます

昔は日本の年金で生活費の安い東南アジアで引退生活をするということもありましたが、今では東南アジアでも日本と比べて物価はそう変わらなくなってきていませんか 物価が多少安いくらいでは、医療の問題や食事、言葉の壁などを考えると 東南アジア移住が魅力的とは思えません

日本人ですから日本で生活するのは食事や医療も安心できます しかも安い、圧倒的に安いのです アメリカの平均的な年金があれば日本で普通に暮らせると思います


医療、介護問題

年齢が上がってくると、病気をしたり、介護が必要になってきますが アメリカで安心して介護が受けられるとは思えません 医療費はメディケアがあればほぼ無料になりますが、言葉の問題、簡単には診察に辿り着かないなど、高齢になるほど大変さは増していくと思えました アメリカで介護が必要になった時にどのくらいの費用がかかるのか、払えなければどうなるのか心配は尽きません 

日本の社会保障の充実

日本の社会保障は世界でもトップクラスです 国民所得では三流に成り下がっていても素晴らしい社会保障があります 国民健康保険、介護保険もあり、市町村によって様々なシニアのベネフィットが用意されています

車がなくても生活できる

LAに住んでいる私からするとこれも大きいのです LAでは車がなければ生活は無理です 車を維持するのも費用がかかります 日本では地方の田舎にいけば車がなければ生活出来ないところが多いですが、都市部では車は必要ありません つまり、車の維持費をセーブすることができるということです 高齢者の事故も問題になっている昨今、出来る限り早く運転から解放されたいと思いました 

日本人なら最後は日本で

最終的にこれがいちばんの理由です アメリカに長く住んでおり、アメリカ市民権を得ていたとしても日本生まれの日本人なら、日本に帰国したいのです 引退後はのんびりした暮らしをしたいもの、美味しい日本食は何よりの楽しみです 自分でお料理ができなくなって、アメ食で生きていく自信は全くありません 健康の為にも日本食を食べたいと思いました 年を取るにつれ望郷の念が募るというのは自然の成り行きでした 






まとめ

私が帰国を決めた理由を挙げてみました ごく当たり前の理由ばかりです 決まった額の年金で生活するならより生活しやすいところでというのは当然のことです 我家は無理に北米に残る理由はありませんので、最初から結論ありきでしたが、お連れ合いが日本人でない場合やお子さまがこちらに残られるなど、それぞれのご家庭で事情は違ってきますので こちらでの生活を選ばれるかたもいらっしゃるでしょう

引退後は日本 or アメリカ どちらを選んだとしても、ゆとりある生活になるように現役時代にしっかり準備しておくのは大事だと思います 



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