クレジットカードの家族カード

クレジットカードの家族カードについて、知っているべきことをまとめておきます Master Cardを所持していないので、Amex と Visa 限定情報になります


Authorized User Card

便宜上、家族カードと呼ぶことが多いですが 正確には Authorized User Card です つまり、家族に限定されているわけではありません 見落としがちですが、ここ重要なポイントです

追加の条件

個人のクレジットカードの場合、追加できる Authorized User は カード会社により条件が違うかもしれませんが、Amex や Chase なら 本会員と住所を同じにすれば 家族でなくてもできます Amex は Authorized User でも SSN を提出しなくてはいけません Visa は SSN は必要ありませんが、本会員と Authorized User  は 全く同じ番号のクレジットカードが発行されます 違いは裏面の3ケタのセキュリティーコードだけです Amex は会員毎に違う番号のクレジットカードが発行されます

ビジネスクレジットカードになると、追加できるのは Employee ということになり 実際、どなたでも申請できます 承認されるかどうかは別ですが、これまで 過去に雇用関係の証明を求められたことはありません 我家では家族を Employee として追加しています 息子は我家のビジネスからお給料をもらっていませんが、特に問題なく承認されています

こういうことから、悪用してグレーゾーンのビジネスも存在します(そこはご想像下さい)


支払いの義務

Authorized User を追加しても 全支払いの義務は本会員にあります ちょっと違うのは、Amex は SSN を提出して申請し、Authorized User のアカウントが出来るので、 ユーザー毎に個別の支払いができます 利用歴もAmex は 本会員のアカウントで 会員毎の利用歴が分かれて掲載されるので見やすく、管理がしやすいです

一方、Visa は同じ番号のクレジットカードという性質上、Authorized User の利用歴が別記載にならず、たいへん見難く管理がし難いと感じています ここが Amex と Visa で大きく違うところです

Visa は、Authorized User アカウントができないので 支払いは 本会員のみできます

ポイントは本会員のアカウントに付与されます Amex で追加会員のアカウントから支払いをしたとしても、ポイントは本会員以外には付与されることはありません

利用額の設定

Amex では、アカウント・トップページ の Account Services ⇒ Card Management ⇒Additional Cards & Limits  を開いて 設定をします 利用金額は200ドルから設定できるので、子どもでもカードを持たせても安心です 

Visa は、本会員&追加会員が同じ番号のクレジットカードを持つことになるので Authorized User の利用金額を個別設定することができません 

子どもにはAmex をおすすめする理由


この理由から、子どもに持たせるなら Amex をおすすめしています Amex は SSN を提出して、Amex アカウントが作られるので承認された時から記録が残ります 利用しなくても Authorized User にしておくだけで、子どものクレジット歴が構築されるのです 

我家の息子も高校生の時からAmex を持たせており、大学生では陸マイラー戦力となり何枚もカードを申請して承認されました 大学卒業したてでまだ就職もしておりませんが、Amex プラチナとゴールドの2枚を所持しています クレジット歴があり、スコアがいいから出来ることです アメリカではクレジット歴は大きな信用なので、ローンの金利にも影響します 車の購入、リースでもクレジットスコアがいいか悪いか、クレジット歴が全くないかでは金利が大きく違います






カード申請枠にカウントされる

陸マイラー家族ならもっとも気になるのがこれ Authorized User Card でも カード申請枠にカウントされることを覚えておいてください むやみに Authorized User になっていると、自分名義のカードを申請する際にカードの申請枠に引っかかって否承認ということもありえます Chase は2年で5枚のカードしか承認しません

家族カードにおすすめカード&個別で持つべきカード

Amex Gold 個人版の グロッサリーストア で4倍ポイントになる上限は 年間2.5万ドルなので、家族でシェアして余裕だと思います ゴールドの年会費は 250ドルなので、1枚あれば家族カードを発行することで レストランカテゴリー&グロッサリーストアカテゴリー4倍を利用できます 

入会ボーナス狙いでそれぞれ作り、いずれキャンセルしてどちらかの Authorized User になってもいいですが、一年未満でのカードのキャンセルは厳禁です Amex はカードゲームをしている人に最近とても厳しくなりました 露骨な活動をしていると、新規カード申請をブロックしてきますのでご注意下さい

年会費なしのカードで入会ボーナスがあるなら、家族カードを発行すべきではありません それぞれで申請しましょう Amex Blue Business Plus の1ドルにつき2倍になる枠は年間5万ドルまでです 夫婦それぞれが所持すれば年間10万ドルまで 2倍になります

Amex プラチナ個人の Authorized User 追加料が高いので 家族に発行はおすすめしません プライオリティパス狙いなら、Amex 以外で追加された方がいいでしょう Amex 発行のプライオリティパスはレストラン利用ができなくなっています 

Amex オファー

Amex から Authorized User を追加して5,000ポイントオファーを貰っている方は チャンスですよ





2 件のコメント :

  1. 家族カードの記事ありがとうございます。Tです。
    もう一つ疑問が出てきました。
    Amexのゴールドの家族カードを最近作りました。その場合Amex offerも親カードが追加したものは子どもカードにも有効なんでしょうか。

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    1. T さん:

      すごくいい質問です Amex は家族カードにもアカウントができるので、オファーはカード毎に出てきます つまり、美味しいポイントオファーが出た時に本会員+家族会員(複数枚あれば尚いい)で出る可能性があります

      オファーはAdd したカードのみ有効で、本会員のカードでAddしたオファーを家族カードで利用してもてきようになりません 反対も同じです 家族カードにもオファーがでますのでしっかりチェックをし、いいオファーを見逃さないようにして下さい

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