アメリカ大学事情-30 Forbes 大学ランキング2018

Forbes から、 America's Top Collages 2018 が発表になりました 数ある大学ランキングの中でもいちばんドラマチックなランキングです さて、今年の結果はどうだったのでしょうか


Forbes America's Top Collages 2018

昨年に引き続き1位はハーバードでした   スタンフォードが3位になりましたが、上位校はいつもの常連が占めており大きな変化はありません


Forbes America's Top Collages 2018
ラインキングについての解説記事


今年のみどころは、ズバリ!カリフォルニア勢の躍進でしょう  UCバークレーが昨年29位から 今年は14位にと大躍進しています 昨年からの STEM系の躍進で、Caltech は昨年に引き続き6位死守です 反対にリベラルアーツ系はフォーブスでは下がりつつあります

2013年のフォーブス・ランキングで 1位スタンフォード、2位ポモナを 見た時にこれからは カリフォルニアの時代が来ると予感しましたが、5年経過して予感は現実になりつつあります

上位10位までのデータ



Forbes America's Top Collages 2018
11位以下はこちらでご覧になれます

コストは軒並み7万ドル超えになっていますが、ご安心下さい 上位校のファイナンシャル・エイドの平均は4~5万ドルはあります トップクラスの大学はコストが高くても、予算が十分にあり、手厚い補助を受けられるのです

フォーブス・ランキングの審査基準

(2016年のものですが、日本語で解説されていますので参考にして下さい)
選定基準
「フォーブス アメリカ大学ランキング2016」は、
1. 教育の質や在籍率・退学率に基づく学生満足度(25%)2. 卒業生の進路や給与に基づく卒業生の社会的成功度(32.5%)3. 学生ローンの利用率・貸し倒れ率に基づく学生ローン負債の割合(25%)4. 在籍4年間での卒業率(7.5%)5. 卒業生の進学率(10%) の5分野で決まる。
経営評価(英字)
各校の経営評価は、
1. 大学のバランスシート(40%)2. 経営状態(35%)3. 入学金収入(10%)4. 新入生が州や企業から受け取る奨学金(7.5%)5. 教育費(7.5%) で決まる。 参照元:Forbes Japan 

ランキング基準



 毎年言いますが、大学ランキングはそれぞれ何を基準にしているかで違っています フォーブス・ランキングは 高校生が進学先を決める時に参考にしやすいランキングだと思います 大学院の進学の参考にするランキングとは違うということを知っておいてください

卒業率、学生ローンの割合などは気になるところではありませんか   ファイナンシャル・エイドの平均値も重要です 






Forbes America's Best Value Collages 2018


Forbes America's Best Value Collages 2018


こちらは少し前に出ていた Best Value Collages ランキングです こちらも毎年言いますが、これは数字のマジックです UCLA がトップですが、州内生の授業料を基準にしています 州外から進学される場合はコストが跳ね上がり、決して Best Value とは言えないでしょう カリフォルニア内から進学すれば、ローコストで大きな見返りが期待できるという評価です

Top Collages ランキングと比べてみると、いろいろ見えてきます

これから進学されるお子様をお持ちのご家庭では、大学選びの際にファイナンシャル・エイドがどのくらい出るのかが気になるところかと思います 大学により経済状態は全く違います より多くのファイナンシャル・エイドが期待できる大学を見つけることも重要です


おまけ

NICHE のランキングで 息子の大学が #1 in Best Liberal Arts Collages in America になりました  




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