クレジットカードの外貨手数料

海外旅行中の方より質問がありましたので、クレジットカードの外貨手数料について注意点をまとめてみました クレジットカードに外貨手数料があることを知らない方もいらっしゃいますし、カードにより外貨手数料がかかるものとかからないものがあることをご存知ない方もいらっしゃいます アメリカから一歩も外に出ないならまだしも、海外出張が多い方や、日本に長めの帰省をする方はこれを知っておかないと大変な損をしますよ


クレジットカードの外貨手数料



クレジットカードの外貨手数料とは


文字通り、外貨決済の時にかかる手数料です 為替手数料のことですね 例えば、銀行で外貨を両替する時は為替手数料がかかります それと同じく、クレジットカードでも外貨で決済するとその日の為替レートの他に手数料をチャージするということです

最近はクレジットカードの外貨手数料が廃止の流れになっています 少し前までは年会費無料のクレジットカードでは外貨手数料なしというものはなかったのですが、今は事情が変りました Costco Visa Card も外貨手数料を廃止しています Amazon Prime Visa Card も外貨手数料がかかりませんが、この二つは年会費はなくても別途メンバーシップ費がかかるカードです 

クレジットカードの外貨手数料は同じではない


カードにより外貨手数料のレートは違います もし、外貨手数料がかかるカードしか持っていないないのなら、よりレートの低いカードを使うようにしましょう それでも、外貨手数料を払いつづけることほど馬鹿らしいものはありませんので、外貨手数料のかからないカードを海外用に1~2枚は持っているべきです

1~2枚というのは、海外では利用できないカードというのもありますので1枚よりは2枚あると安心です Amex と Visa と2種類持っているとどちらも使えないということはよほどのことがない限りないのではないでしょうか


外貨手数料のかからないカードでも外貨手数料がかかる場合


これがもっとも重要なポイントです 

折角、外貨手数料のかからないカードを海外で利用しても 外貨手数料がかかる場合があります これはステートメント上に現れないことが多いので気付かない方も多いのですが、かなりのレートをチャージされている場合がありますので要注意です

海外では現地通貨決済

大事なのはこれです 海外でアメリカのクレジットカードを出して、ドルにしますか? と聞かれる場合があります その時は、絶対に現地通貨を選んで下さい もし、ドルを選ぶと何が起こるかといいますと、そのお店のレートでドル換算されてしまうのです レートはお店で適当に決めていいそうなので、かなり割高なこともしばしばです 現地通貨を選べば、クレジットカード会社がその日のレートでドル換算します 外貨手数料のかからないカードなら為替手数料を取られることはありません

4月のイギリス&日本旅行の際は、ホテルでチェックアウトの時に聞かれました 米系ホテルを利用したこともありますが、ドルにしますか? と必ず聞かれました ホテル系クレジットカードは(Hyatt や Hiltonなど)外貨手数料がかからないので 躊躇なく現地通貨決済を選んで下さい

オンラインショッピングも要注意

海外に行かなくても、オンラインショッピングも要注意です Amazon Japan の例で説明しましょう


外貨で支払うか、円貨で支払うかを選べるのですが、外貨で支払う場合の Amazon のレートは クレジットカード会社のレートより 悪いのです 外貨手数料のかからない Amex SPG で決済してみました

USD を選んだ場合
134.22ドル

日本円を選んだ場合
14,688円


日本円で 14,688円の商品が、 Amazon レートでは 134.22ドルとなりました レートも表示されていますが、日々変動します ちなみに私が購入した日は、135.41ドルだったので 1.19ドル高かったです(画像のレートは購入日ではありません)

Amex SPG で決済したのですが、130.79ドルになっていました

  • Amazon レート  135.41ドル
  • Amex SPG レート 130.79ドル
4.62ドル も Amazon の方が高いということになります これでは折角、外貨手数料がかからないクレジットカードで決済したとしても、Amazon に外貨手数料を払っているということになってます

つまり、Amazon Japan でのお買物は 円貨を選択し、外貨手数料のかからないクレジットカード決済 が正解ということになります Amazon Japan では、ドルと円を選べるようになっていますが、画面の下のところをちゃんと読みましょう

日本円以外の通貨を選択してご注文を確定された場合、Amazon Services International,Ink が提供するAmazo通貨換算機の利用規約に同意するものとみなされます

しっかり但書が書いてあります これは主に日本の方を対象に注意を促しているわけですが、何故なら日本のクレジットカードで外貨手数料がかからないものはないからです 少なくとも私の知っている限りありません この点をみても北米在住者がどれほど有利かお分かりでしょうか 北米発行のクレジットカードは日本のクレジットカードに比べると様々な特典が付帯しているばかりでなく、外貨手数料もかからないという大きなメリットがあります 将来的に日本で引退生活をするときも北米発行のクレジットカードを使い続けようと考えています 引退後の収入はドルしかない予定なのでどうしてもその方が有利な気がしています







おすすめ外貨手数料なしのクレジットカード


私が海外に持って行くクレジットカードは以下のとおり




どれもホテル系カードです Amex2枚、Visa2枚なのでカンペキです ただし、全て年会費がかかるカードです このカードはどれも年会費以上のベネフィットがあるので利用していますが、どうしても年会費を払いたくない方にも外貨手数料のかからないカードはあります


おすすめ年会費なしで外貨手数料なしのカード





こちらはお若い方に特におすすめです 航空券の購入が多く、Uber をよく利用し、レストランの利用が多い方に最適です 出張が多いビジネスマンにもよさそうですが、ビジネス出張が多い方は年会費を払ってもホテル系クレジットカードの方が見返りは大きいです


大学生におすすめの Deserve edu ですが、年会費なしで外貨手数料がないカードです このカードは SSN のない留学生が作ることが出来る唯一のクレジットカードといえます Pro の方は、L1&H1B ホルダーでも作ることができるクレジットカードです 年会費なしのカードではベネフィットもよく、学生さんや ビザで滞在中の方がアメリカで最初に作るカードはこれです 

留学生でなくても、これから大学に進学される学生さんは最初の一枚にこのカードを申請することをおすすめします 学生の間にクレジット歴を構築することは重要です そして学生でありながらオンラインからの申請で承認されるのはこのカード以外、まずありません



まとめ


クレジットカードの外貨手数料、おわかりになりましたでしょうか 知らない間に外貨手数料をたくさん払っていた方は、これからは外貨手数料のかからないカードを手に入れて無駄な支払いをしないようにしましょう







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